日本が誇る高速鉄道の新幹線の変遷

新幹線と高速化

太平洋戦争が終わり、縦に細長い日本では、人も物も運ぶのは容易ではありません。それも短時間で大量の荷物を運ぼうとした場合、輸送力を高める必要が出てきます。そこで大陸から持ち込み広げていく予定であった普通軌を使って高速鉄道を開発していきます。これが東海道新幹線構想です。東京大阪間を結ぶことによって、社会経済にも大きな刺激になることが期待されました。実際に開通してから、東京を朝出発すると、大阪で打ち合わせをしても当日戻ってこられるようになったのです。つまり、時間のロスが確実に減少したといえるでしょう。1964年に念願の新幹線が開通します。さらに大阪万博に合わせて輸送力の強化が始まり、1975年には博多まで全線開通することになるのです。背骨ともいえる部分に新幹線が通ることによって、ビジネスでも大きなチャンスが広がっていきました。

さまざまな問題も抱えていきますが、世界最高速といったことを新幹線が目指さなくなっていきます。高速鉄道という言葉を作り出した存在でしたが、安全ということにどんどんとシフトしていくのです。速度向上という面では320km/hにも達するレベルになりますが、安全であることで信頼性を勝ち得ることに成功したともいえます。結果として世界から高い評価を受けることになるからです。